Sunny Days

悲劇だとしても貴方に巡り逢えてよかった

脳内ポイズンベリー♡

観てきました、まさかの公開初日♡

あらすじとしては、30歳の主人公櫻井いちこ(真木よう子さん)がパーティ会場で出会った早乙女くん(古川雄輝さん)と偶然再会して、恋に落ちるおはなし。

早乙女くんは23歳のアーティスト志望で、些細な言動がいちこを振り回してくるわけです。

そのたびにいちこの脳内会議(議長西島さん、ポジティブ担当石橋が神木くん、ネガティブ担当吉田羊さん、衝動担当桜田ひよりさん、記憶担当浅野和之さん、とナイスな顔ぶれ)は大騒ぎになってしまうわけで。

仕事で出会った頼りになる年上男性越智さん(成河さん)にもアプローチされて混乱。最終的にいちこはどうするの!?みたいな、話。
主人公が30歳のラブストーリーってだけでもう観たくて中身的にも面白そうで、レイトショーで観てきてしまった。



▼以下ネタバレ含む個人的感想です▼



・個人的には早乙女くんにときめきは感じなかった!多分顔の好みの問題!でも、年下の自担に振り回されると考えたらすごく身につまされるものはありました。(笑)不安定な職業、それでも好き、どうしたらいいの?みたいな…うん…


・越智さんといちこの鎌倉デート、すごく良かったです。「20代後半の女性だと、無邪気に未来を信じ切れないところはあるんじゃないかと思って」「失恋して、永遠にこの人と一緒に居られるなんて信じ切れないことだってあるんじゃないかと思って」みたいなセリフ。


苦しいくらいに超 わ か る 。


10代の頃は、好きになった人との未来を純粋に信じきっている自分が確かに存在してた。

この人に全て捧げたいと思った人が居たのに、
別れとか、
諦めとか、
夢だけで生きていけない現実とか、
そう出来ない要因を経験してきたことで、純粋にそう思えなくなってるんだよなあ。

ここでいちこが結婚を約束した人に裏切られたこと、寿退社したことで仕事を失ったとわかるんだけど。
こういう時に自分を押し殺して強く余裕ある女であろうとして結局破綻するの、何なんだろうね!!!
「この女には俺がいてやらなきゃダメだと思った」って弱々しい女を選ぶ男の多いこと…( ´_ゝ`)


・いちこに「告白するから待ってて」と電話してから走る越智さん最高にかわいくってときめいた、って書いたところで我に返る。
年上男性にかわいいって普通に思ってしまうのがジャニオタの背負う性な気もした。悲しい。


・「誰が好きか、よりも誰を好きな自分が好きか」
このフレーズの名言度。メーター振りきれた。

私は今まで「恋愛をしている自分が好き」で、「皆の人気者に愛されてる自分が好き」で「恋愛に悩む自分が好き」って思ってることが今思い返すととても多くて、彼氏という存在をアクセサリーだと思っていたんだけれど。
今は、「この人と一緒にいる決断ができた自分が好き」です。
まだ素直になれない部分ばっかりで、正直不安しかないんだけどww
いちこみたいに、前向きに生きられてる気がするから。観終わったあとに何だかこっちも晴れ晴れとしました。


アラサーで、恋愛に悩む人には結構頷ける部分がある映画だったなと思う。
嫌われたくなくて自分を押し殺すのとかあるあるわかるって感じだったし。

地に足つけて幸せを考えなおす、
そのことの大切さを実感した2時間でもありました。

脳内会議はところどころ苛立ったけどね!
しかしそれも含めて、面白かったです。(笑)


しかしおかしいな、歌舞伎の感想書くつもりだったのにな。次は歌舞伎の感想上げたいと思います〜